08-01 鍵山秀三郎の名言
足元のゴミひとつ 拾えぬほどの人間に、 いまだかって、倒産した企業で、
何ができましょうか。 きれいに整然と掃除が行き届いていた会社は
ありません。
もともと、世の中に、雑用というものはありません。
雑な心でするから、雑用になるだけのことです。 自分を守ろうとすればするほど、
人は動いてくれないものです。
一つや二つ拾ったって しょうがないじゃないか。 自分を投げ出したとき、
という考えでなく、 初めて人が 動いてくれるようになりました。
一つでも二つでも拾えば、
それだけ世の中がきれいになる。 平凡なことを徹底してやると、
そういう考えです。 平凡の中から生まれてくる非凡が、
いつかは人を感動させると信じています。
価格だけが競争ではありません。
もちろん、お客様にとっては 人間の心は、そう簡単に
安ければ安いほどよいことです。 磨けるものではありません。
しかし、ただ安ければよい、 ましてや、心を取り出して
というだけのお客様ばかりではありません。 磨くことなどというひとはできません。
心を磨くには、とりあえず、目の前に見える物
価格よりも、より質の高いサービスを を磨ききれいにすることです。
求めてこられるお客様も必ずいらっしゃいます。 とくに、人のいやがるトイレをきれいにすると、
価格競争をする前に、 心も美しくなる。
サービスを見直すことが先決です。 人は、いつも見ているものに 心も似てきます。
いままで、誰にもできる平凡なことを、 根を養えば、
誰にもできないくらい徹底して続けました。 木は自ずから育つ。
そのおかげで、平凡の中から生まれる、
大きな非凡を知ることができました。 微差、僅差の積み重ねが、
大差となる。
継続するためには、たえず工夫改善して
進歩させることです。 人間は義務でやらなくてもいいことが、
そのうえで、コツコツ努力することです。 どれだけできるかということが、
少しでも進歩すれば、楽しくなります。 人格に比例していると思います。
楽しくなると、続けたくなります。
成功のコツは2つ。
それは「コツコツ」。
人を大切にするということは、
人に喜びを与えることである。
何にも成果を得られないことをやるぐらい、
たいへんなことはありません。
しかし、そこにこそ 喜びが生まれてくるのです。