@ 高価格帯の商品を発売する
       「安くなければ売れない」は、本当でしょうか?イトーヨーカ堂で18,000円と58,000円の
      羽毛布団を売ったら、58,000円のものはあまり売れず、38,000円の羽毛布団を加えたら
      58,000円のものが一番売れた、という事があったそうです。
       どう説明したらよいでしょう?正しい価値を理解して「お得」「リーズナブル」という心理が
      おこると、高価格でも人は喜んで購買するようです。安いものと高いものを用意した場合、
      一定の割合で必ず高いほうを買う人が出てくるのです。高価格帯の商品を出すと、加重
      平均をとった場合の粗利は必ず大きくなります。
      A 「ついで買い」を企画する
       「ポテトはいかがですか?」マクドナルドでハンバーガーを買ったときに聞かれる有名な
      セリフですね。アマゾンドットコム(インターネットの書店)で本を買ったときも、「この本を買
      った人は、こんな本も一緒に買っていますよ」と、お勧めコメントが出てきます。
      これで顧客単価が上がるのです。顧客は目的を持って購買行動をします。その目的を満
      たすため、他の会社から他の部品や道具、付属品を買っていませんか?今一度よく考え
      てみましょう。 かつてウォルマートは、金曜日に紙おむつを買う男性は缶ビールを一緒に
      買う、という傾向を発見しました。 どちらも週末を家族と楽しく過ごすための必需品だった
      のでしょう。
      B 購入頻度を上げる
       新規顧客を獲得するコストと比べると、顧客を維持するためのコストは1/5と言われて
      います。既存顧客による売上は、1回あたりの購入額×購入頻度という数式で表すことが
      出来ますので、購入頻度を上げることは利益増のために有効な手段です。
       たとえば、頻度が「1ケ月半」の購買があったとします。しかし、正確に45日に一度でなく
      てもよい場合、感覚的には5日早くても5日遅くても大して変わりはありません。 この頻度
      の違いは、固定費が変わらないのに、売上25%増(または20%減)という影響を及ぼし
      ます。
       
       
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