2022.夏
     経営者は孤独であり、会社の経営判断に迷うことが度々ある。そんな時に、
    各界の一流といわれる方々の人生観や仕事観を聞いて救われることもあります。
     令和2年11月に致知出版社から発行された、
    「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」。
     月刊紙「致知」を購読し、この本が出版されたことは知っていました。
    その後、本の売れ行きが話題となって、遅まきながら通販で取り寄せてみました。
     1日1話、一流プロの方々が365人、1ページ1,000文字ほどの文章で
    語るそれぞれの生き方に感動し、生きる勇気を与えてくれます。
     会社経営力を学ぶ、まさに仕事の教科書ではないでしょうか。
    7月11日 足下を掘れ、そこに泉あり  宮本 輝(作家)
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     やっぱり自分の仕事を最後まで手を抜かずにやることですね。
    みんな与えられた仕事があります。主婦には主婦の仕事があるんです。
    家事をするのも、夫を支えるのもそうでしょう。自分に与えられた仕事、
    自分に与えられた役割を、手を抜かずやり尽くすことが人生では大切だ
    と思います。
     「足下を掘れ、そこに泉あり」という言葉がありますが、皆、自分の
    足元を掘っていたら、必ず泉が湧いてくることを忘れているんです。
    あっちに行ったら水が出ないか、向こうに行ったら井戸はないかと思っ
    ているけれど、実は自分の足元なんです。
     与えられた仕事をコツコツと地道にやり続けた先に、自分にしか到達
    できない泉がある。その豊かな泉を掘り当てるまでのプロセスが、
    「一念、道を拓く」ということじゃないかと思います。